最近、飛行機事故が多くないですか?

2014年3月、マレーシア航空370便失踪事故を皮切りに
2015年2月、台湾でトランスアジア航空235便が墜落、
日本では調布市に小型飛行機が墜落したり、
最近では2015年10月のエジプト発のロシアの航空機が空中分解した事故など、
どうも飛行機事故が多発しています
それに関連して、飛行機に乗るのがなんとなく怖いな、と感じている人も増えているように感じます
そこで、今回はフライトは全く怖がるものではないと感じることができる様々な事実についてお話していきます!
そもそもなぜ、あなたは飛行機に乗ることに恐怖を感じるのか?

恐怖を乗り越えるためには、その恐怖が生まれている原因を明確にする必要があります
なぜ、あなたが飛行機事故を怖いと感じているのか?
それには大きく分けて、3つほどの要因がありますが、全て一つの言葉に集約されます
飛行機事故のニュースの衝撃度が強すぎるからです
普通の自動車事故に比べて、ニュースで報道される飛行機事故ってインパクトがありますよね
なぜ飛行機の事故にインパクトを感じるのか、それが以下の3つの要因です
・飛行機事故は一回の事故で大勢の死者が出る
・飛行機事故は発生頻度が低いため、大々的に報道されている
・普段乗るものではなく、身近でないため漠然とした怖さがある
これらの要素が絡み合って飛行機に乗るの不安だな、という恐怖感が作られていくのです
でもその恐怖って、
ニュース映像の衝撃という漠然としたイメージだけで構築されていますよ?
飛行機よりも自動車のほうが危険!?

皆さん普段自動車に乗りますよね?
何ら不安なく、いつもの様に出勤や旅行のために自動車に乗るはずです
ですが、確率データを見ると飛行機事故で死ぬ確率よりも、圧倒的に自動車事故で死ぬ確率のほうが高いのです!
アメリカの国家安全運輸委員会(NTSB)によると、
飛行機事故にあって死亡する確率は0.0009%だそうです
しかもこれ全世界での平均確率なので、発展途上国での事故も含まれています
(まだまだアフリカなどの途上国では事故率が高いですから・・・)
これをアメリカ国内に絞ると、その確率は0.000034%にまで下がります
またアメリカのディスカバリー・チャンネルによると、
毎日飛行機に乗っても事故にあう確率は438年に1度きりだそうです
対して自動車事故の確率はどうでしょうか?
日本において、一生において自動車人身事故にあう確率は62%、
一生の中で自動車事故で死亡する確率は1%です
たかが1%だ!と思われますか?100人に1人が自動車事故で死ぬのです
対して、飛行機事故で死ぬのは10万人に1人です
どちらが安全な乗り物か、冷静に確率論で判断すると見方も変わってきませんか?
飛行機の運行は様々なプロによって行われている!

確率はあくまでも確率です
運が悪ければ明日にでも飛行機事故にあう可能性だってあるかもしれません
ですが、飛行機を日夜正常に運行しているのはその道のプロばかりです
一本のネジの緩みも見逃さない整備士、
長時間フライトでも集中力を切らさないパイロット、
お客の安全を第一に考えるよう徹底して教育されたCA、
飛行機の安全運行に日夜管理を怠らない航空管制官、
安全な運行ができるか気候情報などを基に判断するディスパッチャー、
様々なプロの判断によって、僕達の飛行機は安全に運行されているのです
一方、自動車はどうでしょうか?
自動車は、言ってしまえば素人が動かしています
みんな自動車学校を卒業しているとはいえ、その程度です
長年運転していて自信がある人もいる一方で、
10年ぶりに運転する人もいれば、体に力が入らなくて判断力の鈍い老人もいます
そんな素人同然の人が埋めきあう一般道路よりも、飛行機の運行に精通した様々なプロによって示された安全な空の旅
どちらが安全で、死ぬ確率が低いか今一度考えれば、あなたの漠然としたフライトへの恐怖も和らぐのではないでしょうか?