これまでのヨーロッパ(欧州)でのテロ事件についてまとめてみた【パリ同時多発テロ】

2015年11月13日、パリでの同時多発テロ発生

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アメリカの9.11テロ以来の、大規模テロだと言われているパリでの同時多発テロ・・・

サッカースタジアム脇や、市街地、コンサートホールの「バタクラン劇場」など7箇所の場所で同時多発的にテロが起き、127人以上の方が亡くなったと報じられている

ISの犯行だと言われているが、真相はわからない

今回の大規模テロは経済への影響も大きく、NYダウは202ドルも低下した

このように欧州を中心に不安の波紋が広がっている・・・

今回はこれまでの欧米で起きた主要なテロをまとめて、
欧米視点でテロの概要をまとめていきたい
(ロシアは今回は含めていないが、多数のテロ事件が発生している)

俯瞰して見ると、今回のテロがいかに大規模で人々の印象に残りやすいものであったか理解できるはずだ

 

1993年2月26日 アメリカ世界貿易センター爆破事件

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9.11で有名な世界貿易センタービルですが、
実はその8年前にも地下駐車場で爆破テロが起きて、8人の死傷者が出ています

犯行に関与したのはイスラム原理主義テロ組織アルカイダで、
1991年の湾岸戦争の報復だとされている

湾岸戦争でアメリカはクェートに進行したイラク軍を撤退させました
このことがイスラム原理主義者たちを怒らせたのですね

欧米でのイスラム原理主義者たちからのテロの始まりでもあります

2001年9月11日 アメリカ同時多発テロ

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通称9.11、21世紀という新たな世界の始まりに人々が歓喜していた最中の事件

これが世界にとって新たな恐怖、テロの幕開けとなる

8年前に爆破事件のあった世界貿易センタービルでの再びのテロ

アメリカン航空とユナイテッド航空の4便が同時間帯に乗っ取られ、
アメリカ国防総省本庁舎、世界貿易センタービル北塔、南塔、ペンシルヴァニア州のシャンクスヴィルにそれぞれ激突した
航空機乗客の生存者はゼロであった

このテロによる死者は3025人と、世界最大のテロ事件となった

犯行は当時オサマ・ビンラディンを筆頭とするテロ組織アルカイダではないかと言われている(アメリカは断定)

この報復として、アメリカはアフガニスタン紛争、イラク戦争を行った

2004年3月11日 マドリード列車爆破事件

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スペインのマドリードの早朝、通勤列車で混みあう列車が爆発した

4箇所で10の電車が爆発する、同時多発テロであった

死者は191人にのぼり、スペイン最大のテロとなった

犯行はまたしても、アルカイダによって行われ
スペインがイラク戦争への参加を早期から表明していたため標的を定めたものと言われている

この事件後、スペインはテロに対抗する国際組織、有志連合から離脱し、テロに屈したと避難された

しかしこの後もフィリピンなど6カ国がテロ関連から撤退したため、この事件がテロ行為が国家に影響力をもつことを証明する結果となった

2005年7月7日 ロンドン同時爆破事件

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ロンドンの地下鉄地下鉄3箇所、と1箇所で二階バスが同時刻帯に爆発した

死者は56人で、こちらもマドリード同様、早朝を狙って行われた

もちろんアルカイダ組織の計画したもので公式にも認めている

2006年8月9日 ロンドン旅客機爆発テロ未遂事件

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イギリスからアメリカ合衆国へと向かう複数の旅客機を飛行中に爆発させる大規模テロ計画であったが、ロンドン警視庁によって未然に阻止された

アメリカン航空、コンチネンタル航空、ユナイテッド航空、エア・カナダの4便が対象となっていた

テロを計画したアルカイダに関与していると見られる24人が逮捕された

2007年6月3日 JFK空港テロ未遂事件

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ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港の燃料タンクとパイプラインを爆破するテロを計画したとして4人を摘発した

もちろん死者はなかった

2009年12月25日 デルタ航空機爆破テロ未遂事件

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クリスマスに行われようとした、恐ろしい未遂事件

ナイジェリア国籍の男が、アルカイダの意図を受け、76グラムの爆発物を機内に持ち込むも、機内で取り押さえられ爆発は未遂に終わった

死傷者はゼロである

9.11後、空港セキュリティを厳重化させてきたアメリカであるが、この事件でそのセキュリティの脆弱さが露見し、それ以降より規制が厳しくなった

この事件に関連してアルカイダが犯行声明を出している

2013年4月15日 ボストンマラソン爆破テロ事件

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第117回ボストンマラソン中に発生し、二箇所で爆発した

死者は5人で、実行者はチェチェン共和国出身の兄弟二人であった

このテロではイスラム過激派やアルカイダとの繋がりはないとされている

2015年1月7日 シャルリー・エブド襲撃事件

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フランス、パリ11区にある風刺週刊誌を発行するシャルリー・エブド本社に覆面に武装した2人の犯人が襲撃し、12人が死亡した

実行犯はアルジェリア系フランス人の兄弟二人で、
シャルリー・エブドのムハンマド風刺画が行き過ぎたものであったことが事件背景にある

シャルリー・アブドは事件後の1月14日発売の新聞に「全ては許される」というメッセージのもとでムハンマドが「私はシャルリー」というカードを掲げた風刺画を発行し、避難を浴びた

特に、スンニ派の最高権威機関アズハルの「憎悪をかき立てるだけ」という発言は風刺画のモラルを考えさせられる発言であった

また、事件後フランスではイスラム教徒や関連施設への関連施設への嫌がらせや暴力事件などが数十件起きた
(日本でも同様の事件が起きた・・・)

なお、アルカイダ組織が犯行声明を出している

今後のISの動きに注目すべき!テロはもはや他人事ではない

以上が、欧米で起きたテロ事件の全てである(未遂事件は他にも数件あり)

こうして概観してみると、ヨーロッパではそこまでテロが頻発しているわけではないが、
ゆえに一回のインパクトは非常に大きい

特に今回のパリでの同時多発テロは、
現時点で死者127人で発生場所も7箇所となっておりその規模の大きさが伺える

また、これまでアルカイダが犯行声明を出してきたが今回はイスラム過激派組織ISが出したことにも時代の流れを感じる

2014年アメリカ国務省はアルカイダの脅威は主要な指導者を失い衰退したと分析している
(参照:世界最大のテロ組織はアルカイダに代わりISIS 米国務省

アルカイダの弱体化から、ISへのバトンタッチは、今後のわれわれの日常に何をもたらすのか

しばらくは、世界に緊張感が漂うことになりそうだ

日本も決して他人事ではない。日本本土でのイスラム過激派によるテロ行為はこれまで確認されていないが、槍玉にあげられることは何度もあったのだから

最後に、パリ市民の方に祈りを(Pray For Paris)

そもそもなぜテロが起きるのか?気になる方は以下をご参照ください↓

イスラム国・アルカイダはなぜテロを行うのか?その理由を歴史の流れから考えてみる

 

 

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