”LIFE”を視聴!映像美に魅了されと人生について考えさせられる映画だった!

LIFEという映画を見ました!
広告で”映像美”を謳っている通り、
BDのパッケージも美しかったため内容を確認せずに衝動で借りてしまいました
結果として、私は映像美から得られる以上の感動を手にすることができるのですが。。。
まずは簡単、ざっくりなあらすじをご紹介します
主人公、ウォルター・ミティは冴えない男だった。彼はLIFE雑誌に掲載する写真のネガを管理する部署で働いていた。
しかしある日、ウォルターは雑誌の表紙を飾る大切な写真のネガを紛失してしまう・・・
どうしてもネガを見つけられないウォルターはその写真の撮影者の行方を探しに行くことになるのだが・・・
あなたは冒険にでますか?それとも目の前の仕事に打ち込みますか?
(以下ネタバレ)
この映画のキャッチコピーは「生きてる間に生まれ変わろう」です
本当にこのキャッチコピー通りのことを万人に思わせてくれる映画です!
上記の予告を見てもらえば分かる通り、ウォルター・ミティは冴えない男です。
自分をからかう上司に弁明の一つもできず、ただ笑い、心のなかで映画のような無双空間を作ってしまう悲しい男です
ですが、こんな経験は誰しもしたことがあるはずです
馬鹿にされて悔しいけれど、映画の主人公のように全てを捨てて楯突く勇気も思い切りもない・・・
こんな歯がゆい経験を乗り越えて、「仕方ないこれが現実なんだから」と半場諦めていくのが多くの人の人生です
そんなウォルターですが、急にネガ探しのためにグリーンランドへ飛び立つことを決意します
きっかけはあらゆることの積み重ねだったんだと思います
誰からも認められない自分の仕事への鬱憤、
これまでの相棒であったカメラマン、ショーンの仕事を無駄にしたくないという責任感、
冒険心、勇敢さ、想像力を好むという片思いの女性、
その全ての心の思いが、写真の中のショーン・オコンネルに手招きさせたのだと思います
一歩、冒険の世界へと踏み出したショーンは
グリーンランドで泥酔男が操縦するヘリから飛び降りたり、
アイスランドの火山へ自転車で向かったり、スケートで坂を猛スピードで下ったり、
アフガニスタンの軍閥の長にケーキを渡したり、
ヒマラヤ山脈を一人で歩きショーンを発見したり、
彼の人生では考えられないほどの経験を積みました
そんな彼は、冒険後大きく変わりました
かつての妄想癖にふけることもなく、
過去の上司に口答えをする軽快さが身につき、
好きな女性の前でも軽快にトークをこなします
彼は明らかに変わり、現実に生きるようになりました
そんな何かを変えてくれるかもしれない冒険に、
私は何か新しいことに挑戦したいと強く思わされました
そんな映画の余韻に浸っていましたが、
この感動が等しく万人に与えられるものではないのだと、ふと気づきます
僕は大学生です
大学生は自由で、何をしても、失敗してもまだまだなんとかなる
長い期間冒険をするのも全てが自由で、失って怖いものなどまだありません
ですが多くの社会人の方はどうでしょうか?
守るべき家族がある、生きていくための仕事がある、築き上げてきた地位がある
そんな社会人に旅に出て自分を変えようよ!生きてる間に冒険して自分の新たな魅力を見つけようよ!と訴えられても困りますよね・・・
ですがこの映画は、ただ冒険をすれば人生が変わる!と伝えているのではありません

「Dedicated to the People Who Made It
これを作った人々に捧げる」
の文字とともに最後のLIFEの表紙に飾ったのは、ひたむきに仕事に打ち込んできたウォルター・ミティだった
この写真は目の前の仕事が例え認められないものであったとしても、
自分が誇りをもってその仕事に打ち込んでいればいつか報われる日が来るのだと教えてくれるのです
最後の雑誌の部分に感動を受けたのなら、日々の仕事を全うし、
繰り返される日常に真摯に向き合っていくべきですし、
旅に出て、自分の生き方を変えるような経験をしてみたいと思わされたのなら、
今すぐにでも飛行機のチケットサイトへと向かうべきなのです
二通りの感じ方を与えてくれるこの映画は、
「生きている間に生まれ変わろう」というコピー通りの作品だったと思います
来年の春休みは、どこかへ冒険に行くぞ〜!!
(さすがにテストをほっぽり出す勇気はまだ僕にはない(・_・;))