アニメFate/Zeroの疑問点を解説!小説でしか知り得ないキャラの心情や新事実を色々とまとめてみた〜6巻〜

アニメだけでは味わえない!Fate/Zeroの小説を読んで分かった新事実

vol6_1920_1080

本記事該当箇所
・文庫本原作 6巻
・アニメ 22話〜25話

5巻のまとめはこちら

アニメでは駆け足で進んだ箇所ですが、小説ではじっくりと描写されてきました

ウェイバーがイスカンダルに令呪を3度も使った理由

img_10

ウェイバーは、最終局面の戦いに至るまでに感じずに入られなかった。自分がイスカンダルの足手まといになっているということが。

もちろんプライドの高いウェイバーであるから、そのことを簡単には認めたくなかった。

しかし、イスカンダルが対海魔戦で魔力を大幅に使用してしまいながらも自分の魔力には手をつけなかったり、セイバーとの戦いでも自分がいたがゆえにエクスカリバーを避けるという選択肢を強いてしまったりと、自分に力がないことを感じさせられる場面は無数にあった。

それがゆえに、ウェイバーは自分の弱さを認めた上で、イスカンダルの覇道を阻む足かせである令呪をなくしてあげようと思ったのだ。

だから、ウェイバーは令呪の無駄遣いともいえる行為をしたのだ。

結局は、イスカンダルの懐の大きさに負けて朋友として最終局面に向かうのだが・・・

ちなみに令呪はその使用目的が具体的であればあるほど効果が高い。ウェイバーの3度の令呪は使用目的が曖昧ではあったものの、連続で、しかも勝利を志す内容であったがゆえに、確実にイスカンダルの魔力量を底上げしていた

ランスロットがセイバーを憎み、恨む理由とは?

c43e86bc

ランスロットやセイバーがいた時代の国は、戦いにまみれた乱世。

そんな荒れた時代には、騎士道に準じた理想的な王が必要で、その王には理想的な気高い后が必要だった。それが民草が求める統治の形であった。

ランスロットが生きた国では、理想的な王がセイバーで、気高い后はランスロットの愛した女であった。

その国の后を見た瞬間にランスロットはその后のために身を捧げると誓った。しかしそのランスロットの行動は結果として后を苦しめることになってしまう。后もまたランスロットに恋をしてしまったのだ。

国の統治のために成立してはならない恋であった。

そしてランスロットは、その恋を諦めた。后が王の治世を保つための道具であったように、ランスロットもまた王に尽くす姿を周知させる騎士という道具であったからだ。

ランスロットの別名は、湖の騎士ーーーつまりは、戦場の華。周りは当然ランスロットを羨望した。
その羨望を裏切ることなど、国の統治を考えれば決して許されない。

ゆえにランスロットは騎士に準じなければならない名誉であり、呪いを得た。長い間、王のために后の涙を見てみぬふりをした

が、、、遂に王の失墜を企むものたちが、后の不義を暴いて死罪にしようとした。それをランスロットが救った。救ってしまった。
そしてついた名前は「裏切りの騎士」
后は、ランスロットに汚名を被せてしまったことに泣いた。ランスロットは、后に慟哭を与えてしまったことを悔いた。恨んだ。

だが、何を恨めばいいかわからなかった。王であったセイバーは騎士として完璧であった。裏切りの騎士と蔑まれたランスロットのことも、友として最後まで扱ってくれた。
騎士として完璧であるがゆえに恨みを持てない。でも恨みが止まらない。

その連鎖に陥ったランスロットは、ついに何も考えず狂気に準じればいい獣ーーーバーサーカーとして再びセイバーと相見えることになった。

これがランスロットの聖杯戦争に参加した理由であり、セイバーを恨む理由である。
憎みたいけど憎めない、ゆえに狂気を借りて無理やり憎む。そんな感じだ。

綺麗に切嗣の起源弾が効かなかった理由とは?

20120513212646865切嗣がコンテンダーに詰めて放った起源弾は、一度魔術に触れればその術者の魔術回路を破壊する。

だが、綺麗は魔術師として半人前であるがゆえに独自の魔術回路を使用していなかった。父、璃正から譲り受けた予備令呪を魔力源として黒鍵を増幅させるなどの魔術を行使していたのだ。

令呪の特性といえば、一度使ってしまえばすぐに消えてしまうということ。

綺麗の魔力源である令呪の消失の後に、切嗣の起源弾は敵の魔術回路を破壊するという効果を発揮しようとするため一歩遅く、起源弾がきかないという状況になっていたのだ。

セイバーはランスロットに殺されるつもりであった

de4df97c

自分が王として誤った統治をしてしまったがゆえに、ランスロットを狂わせてしまったと知り絶望したセイバーはランスロットの剣戟で殺されるのが、唯一の償いであるかもと思い、ランスロットの剣を受け入れようとした。

しかし、その数分前に雁夜の刻印虫がランスロットへの過剰な魔力の供給の負荷に耐えられずに圧殺され、それにともないランスロットも動きを止めてしまった。

その間隙を見逃さず、セイバーはランスロットの体を刺しぬいた。

それでも聖杯をとって運命を変えることができるのだと信じて。

切嗣が、セイバーに聖杯の破壊を命じた理由とは?

201206182117254fa

そもそも第四時聖杯戦争の聖杯はおかしいということに間桐臓硯は気づいていたとは前回述べたとおりだ。

綺麗とともに聖杯の泥を浴びた瞬間、聖杯が自分に語りかけてきた。なんと聖杯は意志を持っていたのだ。人の願いを叶える願望機が意志を持ってしまったら、願いが歪められてしまうことを危惧した切嗣。

事実、聖杯は切嗣の願いを大幅に歪めてきた。「戦いのない世界にしてし欲しい」という切嗣の願いを、「アイリ、イリア、切嗣以外のこの世界人々が消えれば、戦いはなくなる」と曲解してきたのだ。

それでは切嗣の理想は遂げられない。だから、切嗣は聖杯の意志の中でイリアの首を折ったのである。

聖杯が、「この世全ての悪」に汚されてしまい、人の願いを叶える万能の願望機ではないことを理解した切嗣は、セイバーに令呪をもって聖杯の破壊を命ずることになる。

聖杯が暴走して冬木の大火災を引き起こした理由とは?

77da4937

切嗣がセイバーに命じて、エクスカリバーで聖杯を破壊させた。

にも関わらず、聖杯は黒い泥を履き続け、冬木の大火災を引き起こした。その理由は、切嗣が破壊すべき聖杯を見誤ったからだ。

壇上にあったセイバーに壊された金色の聖杯は、聖杯ではなく聖杯の器だったのだ。

聖杯の器は、天上の黒々とした魔力の渦、孔の形態を安定化させるための制御装置だったのだ。

それをセイバーが破壊してしまったために、天上の孔はコントロールを失い、孔を閉じようとする最中に黒い渦をこぼしてしまい、ギルガメッシュも、冬木の地も焼きつくしてしまったのだ。

セイバーが聖杯戦争に何度も召喚される理由

20120624192347c12

第四時聖杯戦争、第五時聖杯戦争に召喚されたアルトリア(セイバー)だが、彼女は多数の屍の丘で死に絶える直前に世界と契約を交わしたのだ。

聖杯へとたどり着く手段を得る代わりに、死後の魂を守護者として捧げることを契約していたのだ。
(守護者とは、人類の世界が滅亡の危機に瀕した際に、時空を越えて召喚され、その危機の場に居合わせた者全てを抹殺する役割を担った者。いわば掃除屋だ)

ゆえにアルトリアは我が子の心臓を貫いた丘の上で、次の聖杯戦争への召喚を永遠に待ち続けなければならない運命なのだ。

一度死んだはずのギルガメッシュや言峰綺礼が生き返った理由

c79cd1bab35dda569d0c

聖杯の黒い渦の波を一身に浴びたギルガメッシュは、体が分解されて完全に聖杯の渦と同化し消滅した。言峰綺礼は切嗣に打たれて心臓の鼓動を停止した。

が、意志を持った聖杯の中で、ギルガメッシュを取り込んでしまったのが間違いだった。

聖杯の黒い意志はあらゆる存在を否定する。しかしギルガメッシュはその否定の渦の中であっても、自己の存在を是として認め続けた。

そして聖杯の意志はギルガメッシュに問うた。何をもって是とするのか?

だが問うてしまったが最後。否定の渦の中で存在を問うということは、あるはずのない個を認めてしまうことと同義だからだ。

そしてギルガメッシュが是とする根拠はーーー絶対者である、天上天下の唯一の王。我が認るがゆえに、我なのだ、という絶対者の論理を聖杯に突きつけ自己を認めさせたのだ。

聖杯の渦を持ってしても消化できなかった異物であったがゆえに、ギルガメッシュは再び現世に受肉した。
そして、ギルガメッシュに侵食しきれなかた黒い渦は、魔力供給のパスで繋がっていた言峰綺礼に流れ込んだ。つまり、言峰綺礼の心臓を動かしているのは「この世全ての悪」からの魔力であった。

ちなみに両者ともに、この世全ての悪を一身に受けたため、性格がより歪み、凶悪になっている。

各陣営の聖杯を求める理由

e4f9520bb88ba9cde9aeef1c6d5a849d

各陣営の聖杯戦争への最終参加理由・参加目的の完成!

アーチャー陣営
●遠坂時臣:魔術の真理である、根源への到達
●ギルガメッシュ:この世すべての財を統べるモノとして自分の知らないところで、
自分の宝物の一つである聖杯の所有権を奪おうとすることを良しとせず参戦

ライダー陣営
●ウェイバー・ベルベット:自身の魔術戦争での勝利によって、自分の魔術の才能を他社から認めてもらうため
●イスカンダル:受肉

セイバー陣営
●衛宮切嗣:人の命を平等に救いたいという理想を叶えるため
●アイリスフィール:切嗣の思想に共感し、共に誰も悲しまずにすむ世界を求める・・・という理想を求めていると自分に言い聞かせていたが、結局のところ本当の願いは聖杯戦争が終焉し、イリアが次の戦いに参加しなくても済む世界を望んでいる
●アルトリア(セイバー):祖国の救済。自分の国が滅びる運命を変えたい
●アインツベルン家:当初は魂の物質化という神の業を求めていたが、千年間の探求の末、聖杯を手に入れることがゴールになってしまっている。長きに渡る探求に意味を見出すために聖杯を求める
●久宇舞弥:戦いばかりの醜いこの世界を終わらせたい

ランサー陣営
●ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:自身の魔術師としての経歴の総仕上げとして最後の箔をつけるため
●ディルムッド・オディナ:主君に忠誠を誓い騎士として誇りをもって闘いに勝利するため

アサシン陣営
●言峰綺礼:切嗣の生き方から自身の空虚さの答えを得られるかもと思っていたが、期待はずれであったため、身の丈に合わぬ理想を求める哀れな男、衛宮切嗣を殺し愉悦を得るために戦う
●ハサン・サッバーハ:?

キャスター陣営
●雨竜龍之介:30人ほど殺して、「死」を疑似体験することに楽しみをあまり見いだせなくなり、新たなCOOLを求めて召喚の儀式を行ったことで聖杯戦争へ偶発的に参加した
●ジル・ドレイ:聖処女ジャンヌ・ダルクの復活のため

バーサーカー陣営
●間桐雁夜:魔術師(間桐臓硯)という汚れた存在から桜ちゃんを救うため
●ランスロット:セイバーを憎むため
●間桐家:第四次聖杯戦争は前回のイレギュラーを危惧して様子見。今回は雁夜を観察することで聖杯戦争という祭りを楽しもうと言う魂胆

いい記事!と感じたらみんなにシェア