有名な漫画家の著作権が切れるのはいつなのか調べてみた!昔の漫画を無料で読めるようになるのはいつなのか?

著作権が切れると漫画を無料で読めるようになる!

当たり前ですが、漫画にも小説同様著作権があります

2016年は江戸川乱歩や谷崎潤一郎の著作権が切れるということで話題になっていますが、
漫画も同じ著作物であるので、いつかは著作権が切れ無料で読める日が来るわけです
江戸川乱歩が著作権切れ!「青空文庫」の準備万端っぷりがスゴい

著作権についてはTPPで揺れているところではありますが、
現在の日本は著作者没後50年で著作権が切れるということになっています
著作権の保護期間はどれだけ?

しかし、今日日、漫画の著作権が切れて無料で読めるようになた!という話は聞いたことがありません笑

それは、単純に漫画の歴史がまだまだ浅いからです

漫画の歴史は漫画の神様、手塚治虫の歴史であるともいえます

彼が終戦後、日本の漫画ブームを牽引した第一人者なのですが、彼が亡くなったのは1989年のことですから、
手塚治虫の漫画の著作権が切れるのは2039年、つまり今から24年後のことなのです

う〜む、遠いのか近いのか微妙な未来ですが現行の法律に従えば間違いなく2039年から「火の鳥」「ブラックジャック」「アドルフに告ぐ」などの名作漫画を無料でどこでも読むことができるようになります

では、その他の有名漫画家の著作権が切れるのはいつなのか?代表作と共に、振り返っていきたいと思います!

2039年(1989年没) 手塚治虫(代表作:ジャングル大帝、鉄腕アトム、火の鳥、ブラックジャック)

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手塚治虫が最も著作権が早く切れる有名漫画家といっても過言ではありません

そして、有名な代表作が多い漫画家でもあり、漫画界を切り開いた第一人者です

さすがは漫画の神様と言われるだけのことはありますよね

彼以前にももちろんコマ割りの漫画は存在していたのですが(田河水泡の「のらくろ」などを手塚治虫は幼いころに模写していた)手塚治虫は60歳没と亡くなるのが早かったのです

ゆえに著作権が切れるのも早いです。あと24年後に再び手塚治虫フィーバーが来て漫画が再び見直されるかもしれませんね

個人的には「アドルフに告ぐ」が大好きです

2039年(1989年没) 田河水泡(代表作:のらくろ)

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その手塚治虫が模範とした「のらくろ」の作者、田河水泡も数奇なことに手塚治虫と同じ年の10ヶ月後に亡くなっています。90歳没でした

代表作、のらくろは戦前に最も大ヒットした漫画作品であり、1941年に打ち切られるもののキャラクターグッズが飛ぶように売れたそうです

僕ものらくろを小学生の時に歴史の教科書で知って、興味をもって読んでみたのですが不思議な魅力がありました

当時、日中戦争中の緊張感、作者の徴兵経験などがのらくろの世界に深みをもたらしていたのかもしれません

2042年(1992年没) 長谷川町子(代表作:サザエさん)

今も続く国民的人気アニメ、サザエさんの原作者長谷川町子さんが亡くなったのは1992年のこと、没72歳であった

原作は新聞の4コマまんがであり、今で言う「コボちゃん」のような立ち位置だったのでしょう

長谷川町子さんは、当初「アルバイトのつもりでやっていた」と語っているほど軽い気持ちで始めたそうな

ちなみに最初のサザエさんは独身で舞台も博多出会ったが、マスオさんとの結婚を期に舞台も博多へ移っている

今なお昭和の時代を反映する作品、「サザエさん」の著作権は2042年に切れる

2046年(1996年没) 藤子・F・不二雄(代表作:ドラえもん、パーマン)

手塚治虫と同じトキワ荘で修行を積み、手塚治虫の意志を継いだ漫画家といっても過言ではない藤子・F・不二雄

彼は手塚治虫を師として仰ぐほどであり、手塚治虫を批判した編集に対しては原稿を渡さないという徹底ぶりであったといいます

彼の代表作は言わずもがな「ドラえもん」ですが、それ以外にも実に多数の作品を出版しています

彼の作品の特徴はSF色であり、ドラえもんもその一つですよね

その中には実に考えさせられる漫画もあり、僕はSF短編集をお勧めします!

詳しくはこちらの藤子・F・不二雄が最後に伝えた、 人生をやり直すことの意味を参照して欲しいのですが、人間というものをSFを通して上手く描いた作品だと思います

ちなみに、代表作「お化けのQ太郎」は藤子不二雄Aとの共作であるため、著作権が切れるのは藤子不二雄Aの没後50年後となります

2048年(1998年没) 石ノ森章太郎(代表作:サイボーグ009、仮面ライダー)

同じくトキワ荘の一員であった、石ノ森章太郎

彼もまた作品数が多く、500巻770作品におよぶ個人全集『石ノ森章太郎萬画大全集』が、一人の著者による最も多い漫画出版記録としてギネスにも載っているほどだ

1998年に60歳の若さで亡くなっているが、彼の作品「仮面ライダー」は依然として子どもたちの心を掴んで離さない人気がありますよね

2058年(2008年没) 赤塚不二夫(代表作:天才バカボン、おそ松くん、ひみつのアッコちゃん)

またまたトキワ荘のメンバー、赤塚不二夫

ギャグ漫画の歴史を開いた人物として有名な彼の作品は、ネジがぶっ飛んでいるのではないか?と思ってしまうくらい面白いです

現在、おそ松さんがアニメで何やら色々やらかして話題となっているようですが原作はそれを超えるほどぶっとんでますからね

イヤミの目が取れたり、足が無くなったりするのは当たり前、、、という世界観です笑

詳しくはアニメ『おそ松さん』は原作の方がもっとヤバい!をどうぞ

赤塚不二夫は、漫画家でありながらテレビ番組の司会を黒柳徹子と勤めたり、タモリの芸能界入りを勧めたりと漫画家としてはかなり異色な経歴も持ちますが、それも彼の人柄があったからでしょう

2059年(2009年没) 臼井儀人(代表作:クレヨンしんちゃん)

今でも忘れられませんが、クレヨンしんちゃんの作者の方は登山中の事故により51歳の若さで亡くなります

当初はブラックコメディ漫画として始まったクレヨンしんちゃんですが、

アニメの放送開始とともにファミリー人気が高まりホームコメディへとシフト変更していくことになります

クレヨンしんちゃんのブラックさはまつざか先生悲哀編が特に印象的ですね

当時僕は中学生で、読んでいて凄く悲しい気分にさせられているのを覚えています

それほど、作風がガラッと変わっていたんですよね・・・

当時の作者に何かあったのかな、と思ったのですがもともとのブラックさが出てしまった一幕であったのかもしれません

2062年(2012年没) 中沢啓治(代表作:はだしのゲン)

全国の小中学生が図書館で読んだことある漫画ランキングで1位、2位を争うであろう漫画でしょう

戦争の恐ろしさを子どもたちに感じさせるにはもってこいの漫画だと思います
(たまに、ゲンの天皇批判が問題だとされますが、時代背景を考慮すれば妥当だと思います)

思想に問題があるのは置いておいても、子どもに戦争の恐ろしさを理解させるには

映画では少し過激すぎる、ましてや実写はもっての外、小説はやや印象に欠ける、

そこで適度な過激さとインパクトをもった漫画であるはだしのゲンに白羽の矢が立つのは当然の流れでしょう

また作者である中沢啓治も広島での被爆体験があるため、作品には戦争のリアルな生々しさが表現されている点も評価できます

意外であったのは、ゲンが東京へと旅立った後のストーリーを2008年に一度書こうとネーム32ページまでできたところで、病気により断念されたそうです

没73歳で、「『ゲン』は俺が死んでも残る。『ゲン』が世代を超えて歩んでいってくれれば、それだけでいい」と死の直前に語ったそうです

彼の戦争の恐ろしさを伝えたいという意志が詰まった漫画の著作権は2062年に切れますが、
その時には戦争をしなくてもすむような世界になっているといいですね

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